英語の話
海外渡航歴
私の主たる海外渡航歴は以下の通りです:
- 高校1年生のころに自治体の制度を利用して,ニュージーランドで10日間ホームステイをし,現地の高校生との文化交流をしました.
- 高校2年生のころにロボコン (FIRST Robotics Competition) で1週間ハワイで過ごしました.
- ドライバーチームのリーダーをしていたので,審査員や審判へロボットの説明をしたり,他のチームと相談や交渉をしたりしていました.
- 大学学部2年生の終わりの春休みに,大学の謎制度を活用して,フィンランドとスウェーデンを4日間ずつ放浪しました.
- 大学の先生をはじめ現地の人にインタビューをしました……があまり自分は発言していなかったと思います.引率の人がいない海外渡航はこれが始めてで,空港やレストラン等での英会話はここで身に付いたと思います.
語学力(?)
学部3年の半ばくらいが一番英語使えた気がします. 初めての欧州渡航の直後で英語学習へのモチベーションがありましたし,院試のためにTOEICのスコア上げの必要にも駆られていました.
研究室に入って論文の読み書きをするようになってから,語彙力や読み書きスキルは少しずつ上がっていたと思います. ちなみに私は研究活動において,いわゆる翻訳ツールとかをほとんど使わず,いつも電子辞書を持ち歩くような人です.
逆にリスニングとスピーキングの能力は,確実に消え去っていきました. 使う能力は強化され,使わない能力は消えるのが進化の常……. もし修士課程あたりの早い段階で国際会議等に現地参加できていれば,早めに危機感を持てたのかもしれませんが,あいにくコロナ禍でそのような機会はありませんでした.
リハビリ
英語のリハビリ(耳が慣れ,言葉が出てくるようになるまで)には,結局現地に到着してから2週間かかりました.
「言葉が出てくる」は「正確に話せる」とは全く異なることに注意.
必要なのは語学力か?
滞在を始めて一月くらいして思ったこと思い出したこと.
母国語でない言語でコミュニケーションを取る上で必要なことは,語学力と言うよりは,正しいかよくわからない英語であっても,外国人相手に堂々と話す度胸なのではないかと. これが一番あったのが学部生の頃で,それ以降,変なプライドや恥ずかしさが身に付いてしまったのだと.
正直,肯定文の三単現(三人称・単数・現在形)とか一々意識していたらやってられません. でも別に動詞末尾のsが抜けたくらいでは誰も気にしません. 前置詞が正しくなくても,普通に通じます. 文法のことに頭使うよりも会話の内容に頭を使うべきでしょう?
でも語彙力がないと言いたいことが言えなくてもどかしい.語彙力〜〜〜.
もちろん相手には違和感(あるいは負担)を与えている自覚はあります. その分の恩は,日本で困っている外国人を助けることで,巡り巡り返そうと思います.
とは言え
喋れないとキツいです. 研究の複数人での議論中に,頭の中の翻訳のせいでワンテンポ遅れるのは致命的. 話すタイミングを失います.
スマートではないですが, I think/guess that … とだけ言って話す意思があることを表明するのは割と有効でした. 他のnon-nativeの人々も,yes/ you’re right, and/but … みたいな相槌や接続詞の組み合わせで繋いでいて,これも使えました.
戒め
はっきり言えることは,研究滞在では,英語力は上達しません. 基本的に論文を読み,書き……とするのは日本と変わりませんし,買い物等で使う英語なんてたかが知れています. Can I have/get ~~~, please? Thank you! だけです. ひとたび覚えてしまえば小学生でも話せます.
セミナーやミーティングもそれぞれ週1~2時間ですから,授業を受けるタイプの短期留学等と比べると,英語の聞く・話す量の差は歴然です. 現地でも,ほぼ毎日英語のトレーニングは続けました.
でもこれ,日本帰っても続けないとまたリハビリやり直しなんでしょうね. 頑張りたい.
教材
使ったイギリス英語 (British English) の教材です.
- IELTS対策の参考書各種
- BBC Learning English
- 国営放送BBCの教材.スマホアプリあり.話しはゆっくり.語彙力強化やイギリス英語の音に慣れるのには有効.
- British CouncilのLearnenglish
- 英国の国際文化交流機関が出す教材.スマホアプリはあるけど使いづらい.ブラウザでやるのが良い.速いリスニング教材も多数で耳を鍛えるのに適している.
自分の場合,スピーキングの練習には,シャドーイングするのが合いました.
イギリス英語Tips
知っておいて良かったこと
- Cheers: Thanks.
- rubbish: ゴミ.
- rubbish bin: ゴミ箱.binだけのときもある.
- tube: 地下鉄
困ったポイント
現地で困ったポイントです.
- canteen: カフェテリア.
- hoover: 掃除機.元々は商品名らしい.
- can/can’t: カン/カントと発音する.知識として知っていても,キャン/キャントに慣れていたので初めて聞いたとき知らない動詞にしか聞こえない.